雑記
2026/05/25(Mon)木格子がつくる、光と距離感の美しい木の住まい
設計実績
こちらは、深い軒と木格子によって、外との関係を丁寧に整えた木の住まいです。 有建築設計舎がこの空間で大切にしたのは、「閉じすぎない心地よさ」です。

住宅地では、視線を遮りたいという要望は多くあります。 ですが、ただ壁をつくって閉じてしまうと、光や風まで遮ってしまいます。 外とどのように距離を取るか、その設計が重要になります。
木格子が生む、安心感と開放感のバランス
この住まいでは、木格子がその役割を担っています。 外からの視線をやわらかく受け止めながら、光や風はきちんと通していきます。 完全に隠すのではなく、少し気配を残すことで、空間に安心感と開放感の両方が生まれています。

木格子越しに入る光は、時間帯によって表情を変えます。 朝はやわらかく、夕方には陰影が深くなります。 その変化が室内やデッキ空間に映り込み、日常の中に静かな豊かさをつくります。
有建築設計舎は、この「光の質」をとても大切にしています。 明るければ良いのではなく、どんな光が入るのか、どこに影ができるのか。 そこまで考えることで、空間の居心地は大きく変わります。
深い軒が整える、季節ごとの快適さ
また、この住まいでは軒の深さも印象的です。 大きく張り出した軒は、夏の強い日差しを遮りながら、室内温度の上昇を抑えます。 一方で、冬の低い日差しは室内に取り込みやすくなるため、季節に合わせた快適な環境づくりにつながります。
こうした考え方は、パッシブデザインの基本でもあります。 多治見・名古屋・岐阜のように、夏の暑さが厳しい地域では、エアコン性能だけに頼るのではなく、建築そのものが環境を整えることが大切です。
深い軒、木格子、庭木。 それぞれが単独で存在するのではなく、互いに関係しながら住まいの快適性を支えています。
庭とデッキが生む、暮らしの余白

庭に植えられた木々も、この住まいにとって欠かせない存在です。 葉の揺らぎによって光がやわらぎ、風の流れも感じやすくなります。 窓の外に緑があることで、室内にいても季節の変化を自然と感じられます。
また、デッキ空間の存在によって、室内と庭との距離も近くなっています。 椅子を置いて少し休む、風を感じながら過ごす。 何気ない時間を自然に受け止めてくれる場所があることで、暮らしに余白が生まれます。
有建築設計舎は、こうした「何をするでもない時間」を大切にできる住まいを、心地よいと考えています。

多治見・名古屋・岐阜で家づくりを検討する方へ
木造住宅は、間取りや性能だけでなく、光の入り方や風の抜け方、素材の触れ方によって、日々の体感が大きく変わります。 だからこそ、数字だけでは測れない心地よさを、設計の段階から丁寧に整えることが大切です。
外とどうつながるか、どんな光の中で暮らしたいか。 そうした視点を持つことで、住まいの心地よさは大きく変わっていきます。
有建築設計舎は、パッシブデザインを軸に、住まい手の暮らしに寄り添う木の住まいを提案しています。
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