雑記
2026/06/09(Tue)庭を感じながら対話する、兼用住宅の打ち合わせ空間
設計実績
こちらのお家は、造園会社の事務所を兼ねた木造住宅です。 住まいと仕事場をひとつの建物にまとめながらも、それぞれの役割を丁寧に整理した計画となっています。

空間そのものが、コミュニケーションを支える
この空間の大きな特徴は、打ち合わせスペースと外部環境とのつながりです。 大きく開いた窓の先には広々としたウッドデッキが続き、その向こうには豊かな緑が広がります。
打ち合わせというと、テーブルを囲みながら図面や資料を見る場面を思い浮かべる方が多いかもしれません。 しかし、有建築設計舎は空間そのものがコミュニケーションを支える存在になると考えています。
住まいづくりや庭づくりは、数値や図面だけで完成形を理解することが難しいものです。 だからこそ、この打ち合わせスペースでは、建物と庭の関係性を実際に感じながら対話ができる環境を大切にしました。
室内から外へと視線が伸びることで、空間に大きな広がりが生まれます。 視界が閉じないことで、落ち着きと開放感が共存する心地よい場所になります。
窓の外の緑が、対話を豊かにする

窓の外に広がる緑は、単なる景色ではありません。 建物と庭がどのようにつながるのか、木々の配置によってどのような居場所が生まれるのか。 自然と建築がどのように調和するのか。 そうしたことを実際に体感できる場として機能しています。
また、このウッドデッキは室内の延長として計画しています。 打ち合わせの途中で外へ出て空気を感じたり、景色を眺めたりすることで、会話の雰囲気も変わります。 室内だけで完結しない空間構成が、ゆとりある時間を生み出しています。
深い軒とパッシブデザインの考え方
軒を深く設けていることも、この建物の特徴です。 デッキ上に日陰をつくることで、強い日差しを和らげながら快適な環境を確保しています。
多治見・愛知・岐阜エリアでは、夏の日射対策が住まいの快適性に大きく影響します。 そのため、有建築設計舎は軒の出や窓の配置を丁寧に検討し、季節ごとの太陽の動きを考慮した設計を行っています。
これはパッシブデザインの考え方にもつながります。 機械設備だけに頼るのではなく、建築そのものの工夫によって快適な環境をつくることが大切です。 深い軒は夏の日差しを遮りながら、冬には室内へ光を取り込む役割を果たします。

多治見・愛知・岐阜で兼用住宅を検討する方へ
造園会社の兼用住宅だからこそ、庭と建物の関係性をより深く考えました。 建築だけが主役でも、庭だけが主役でもありません。 互いが引き立て合うことで、より豊かな環境が生まれます。
この打ち合わせスペースは、その考え方を体現する場所です。 住まい手が日常を過ごす場所であり、お客様との対話が生まれる場所でもあります。
多治見・愛知・岐阜で木造住宅や兼用住宅を検討している方にとって、建物と庭を一体で考えることは暮らしの質を高める大切な視点です。 有建築設計舎は、建物の設計だけではなく、その先に広がる風景や過ごし方まで見据えながら、住まい手に寄り添う家づくりを続けています。
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