雑記 ー 2026 年 06 月
2026/06/28(Sun)暮らしと仕事を切り替える、玄関と作業場をつなぐ住まい
設計実績
こちらのお家は、多治見市に建つ木造住宅です。 住まい手は陶芸を生業としており、制作を行う作業場を住まいに隣接させています。

仕事場と住まいを一体で考える住宅では、使いやすさだけでなく、来客時の印象にも配慮した設計が求められます。 有建築設計舎は、毎日の作業がしやすい動線を確保しながら、生活空間との切り替えができる玄関を計画しました。

引き戸ひとつで切り替わる、作業場と玄関の関係
玄関のすぐ隣には作業場があります。 制作に集中する日常では、材料や道具をすぐに使える環境が効率につながります。 一方で、お施主様には来客を迎える機会もあります。 そのため、制作中の様子を見せたくない場面にも対応できる工夫が必要でした。
そこで採用したのが、作業場を引き戸で仕切る設計です。 普段は引き戸を開けておくことで、玄関と作業場が緩やかにつながり、移動しやすい動線になります。 来客時には引き戸を閉めるだけで、作業場を視界から外し、玄関まわりをすっきりと整えられます。
この切り替えは、単に収納するためではありません。 住まい手が仕事に集中する時間と、お客様を迎える時間を自然に使い分けられるよう考えた設計です。
木の質感を活かした、玄関の造作デザイン

玄関には木の質感を活かした造作収納を設け、空間全体を統一感のあるデザインとしました。 段差や床材の切り替えによって、土間から室内への流れも自然につながっています。 余計な装飾を加えず、素材そのものの美しさを感じられる玄関は、住まいの第一印象を穏やかに整えます。
また、造作家具や建具の寸法を建築と一体で計画することで、空間全体に無駄が生まれません。 引き戸を閉めた状態でも違和感がなく、開けた状態でも圧迫感を感じにくい納まりを意識しています。

多治見・愛知・岐阜で、暮らしと仕事を両立する住まいへ
多治見・愛知・岐阜では、自宅で仕事をする方や趣味のアトリエを設けたいという相談も増えています。 そのような住まいでは、「仕事場をつくる」ことだけでなく、「暮らしとの距離感をどう整えるか」が重要になります。
有建築設計舎は、住まい手の働き方や生活スタイルを丁寧に整理し、それぞれの暮らしに合った空間を提案しています。 仕事と暮らしを無理なく両立させるためには、広さだけではなく、空間を必要に応じて切り替えられることも大切です。
この住まいでは、引き戸一枚で日常とおもてなしの場面を切り替えられる設計としました。 暮らしやすさと使いやすさ、そのどちらも大切にしながら、一人ひとりのライフスタイルに寄り添う木造住宅を実現しています。
2026/06/22(Mon)細部まで丁寧に設計した民泊対応の木の住まい
設計実績
こちらのお家は、民泊利用も見据えて計画した木造住宅です。 有建築設計舎は、住まい手が快適に暮らせることはもちろん、訪れた方にも心地よく過ごしていただける住まいづくりを大切にしています。
住宅の設計では、リビングやダイニングなど家族が集まる空間に注目が集まりがちです。 しかし有建築設計舎は、廊下や洗面所、お手洗いといった日常の中で何度も利用する場所にも同じように価値があると考えています。
毎日通る廊下にも、心地よさを

毎日必ず通る廊下は、単なる移動空間ではありません。 この住まいでは、窓から取り込んだやわらかな光が奥へと伸びることで、心地よい広がりを感じられる空間に仕上げています。 壁や天井をすっきりと整えながら、床材の木の質感が温かみを与えています。
住まいの中で過ごす時間は、特別な場所だけで生まれるものではありません。 何気なく歩く時間や移動する時間も暮らしの一部です。 有建築設計舎は、そのような何気ない時間まで豊かになるような設計を心掛けています。
ゆとりある洗面所と、機能性を備えたお手洗い

洗面所もこの住まいの大切な特徴のひとつです。 広々としたカウンターと大きな鏡を組み合わせることで、ゆとりを感じられる空間としています。 朝の身支度や帰宅後の手洗いなど、毎日繰り返される動作が快適になるよう計画しています。
また、洗面空間には素材の質感を活かしたアクセントを取り入れています。 無機質になりがちな水まわりに表情が加わることで、清潔感と温かみを両立しています。 華やかさを求めるのではなく、長く使い続けても飽きのこない落ち着いた空間を目指しています。
お手洗いも同様に、機能性とデザイン性の両立を意識しています。 限られた空間の中でも圧迫感を感じにくいように計画し、窓から入る自然光がやさしく室内を照らします。 壁面のアクセントが空間に程よい変化を与え、シンプルでありながら印象に残る仕上がりとしています。

訪れる方にも心地よい、民泊対応の使いやすさ
民泊利用も見据えた住まいだからこそ、有建築設計舎は使いやすさにもこだわっています。 住まい手にとって快適であることはもちろん、初めて訪れる方にとってもわかりやすく使いやすいことが大切です。 そのため、空間の構成や設備の配置にも丁寧に配慮しています。
雪深い地域だからこそ大切な、パッシブデザインの視点
また、この住まいは雪深い地域に建っています。 冬の寒さが厳しい地域では、快適な室内環境を維持することが重要です。 有建築設計舎は、断熱性能や窓の配置を丁寧に検討しながら、自然の力を活かすパッシブデザインの考え方を取り入れています。
パッシブデザインは、機械設備だけに頼るのではなく、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを上手に活用する設計手法です。 地域の気候を読み取りながら計画することで、四季を通じて快適に暮らしやすい住まいにつながります。
多治見・名古屋・岐阜で木造住宅を検討する方へ
多治見・名古屋・岐阜で木造住宅を検討される方の中には、将来的な活用方法まで考えながら住まいづくりを進めたいという方もいらっしゃいます。 そのような場合にも、住まいとしての快適性と多様な使い方への対応を両立することが大切です。
有建築設計舎は、目を引くデザインだけではなく、日々の暮らしを支える細部の積み重ねを大切にしています。 廊下や洗面所、お手洗いといった空間にも丁寧に向き合うことで、住まい全体の質を高めています。
長く住み続ける住まいだからこそ、毎日使う場所にこだわることが大切です。 有建築設計舎は、住まい手の暮らしに寄り添いながら、細部まで丁寧に設計した木造住宅をご提案しています。
2026/06/14(Sun)つながることも、分けることもできる和室のある暮らし
設計実績
こちらのお家は、築150年の古民家をフルリノベーションした住まいです。
古民家の魅力を残しながら、現代の暮らしに合わせて間取りを大きく見直しています。 その中でも特徴的なのが、LDKに隣接する和室です。
用途を限定しない、柔軟な和室の使い方
和室と聞くと、来客用や仏間として使う部屋を思い浮かべる方も多いかもしれません。 しかし現在の住まいでは、限られた面積の中で多様な使い方が求められています。 有建築設計舎は、和室を特定の用途だけに限定するのではなく、暮らしに合わせて変化できる空間として考えています。

この住まいでは、襖を開ければLDKと一体となり、大きな空間として利用できます。 家族が集まる時間には広々とした居場所となり、行事や来客時にもゆとりのある空間として活躍します。 一方で襖を閉じれば、独立した和室として使うことができます。 静かに過ごしたい時間や来客時の客間としてはもちろん、将来的には寝室として活用することも可能です。
空間をつなげることも分けることもできる。 この柔軟性こそが、和室の大きな魅力です。

古民家が持つ価値を、現代の暮らしへとつなぐ
丁寧に整えられた畳や障子、床の間など、日本の住文化が持つ落ち着きが空間に息づいています。 古民家リノベーションでは、新しい設備や性能向上だけに目が向きがちです。 しかし、住まいが本来持っている価値を活かすことも同じくらい大切だと考えています。
長い年月を経て受け継がれてきた空間には、新築では生み出せない魅力があります。 木の色合い、柱や梁の存在感、畳の香りを感じさせる穏やかな空気感。 それらを残しながら現代の暮らしへとつなげることが、古民家リノベーションの面白さです。
庭とのつながりと、パッシブデザインの視点
この住まいでは、和室から庭を望むことができます。 大きな開口部によって外とのつながりが生まれ、室内にいながら季節の移ろいを感じられる構成となっています。
庭との関係を大切にする考え方は、日本の住まいづくりにおいて古くから受け継がれてきました。 多治見・愛知・岐阜のように四季の変化を感じやすい地域では、こうした内と外のつながりが暮らしの豊かさにつながります。
さらに、LDKと和室が連続することで、風や光も住まい全体へ広がりやすくなります。 パッシブデザインでは、自然の力を上手に取り込みながら快適な環境をつくることを大切にしています。 開放性と可変性を備えた間取りは、見た目だけでなく住み心地にも良い影響を与えます。
多治見・愛知・岐阜で古民家リノベーションを検討する方へ
家族構成や暮らし方は年月とともに変化します。 子育て期、夫婦二人の暮らし、将来の介護や来客対応。 住まいには、その変化を受け止める柔軟さが必要です。
固定された使い方ではなく、住まい手が自由に選択できる空間。 その考え方が、これからの住まいづくりにおいてますます大切になっていきます。
多治見・愛知・岐阜で古民家リノベーションや木造住宅を検討している方は、部屋数だけでなく「空間の使い方」にも目を向けてみてください。 有建築設計舎は、古民家が持つ魅力を活かしながら、住まい手のこれからの暮らしに寄り添う住まいを提案しています。
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