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有建築設計舎有建築設計舎

雑記 ー 施工実績

2026/03/02(Mon)
施工実績

こちらの施工事例は、多治見エリアの木造住宅を対象に、既存の空間構成を活かしながら素材・光・動線を再設計したリフォームです。

リフォームというと、設備の更新や内装の貼り替えに目が向きがちです。しかし有建築設計舎では、まず空間の骨格を丁寧に読み取るところから設計をはじめます。天井の高さ、光の入り方、家具の配置、動線の流れ——これらを一つひとつ整理するだけで、住まいの印象は大きく変わります。広さを変えなくても、視線の抜けと素材の連続が、体感上の広がりをつくります。

この住まいでは、天井に木を張り、床材と色味を揃えました。上下の素材を連続させることで、空間全体に落ち着きが生まれます。木目の方向を整えることで、視線がリビングからダイニング、キッチンへと自然に流れ、奥行きを感じられる構成としています。木造住宅のリフォームにおいて、天井材の選択は空間の質を左右する重要な判断のひとつです。

壁は白を基調とし、余白を意識しました。装飾を増やすのではなく、引き算で整える。テレビボードを浮かせることで床面をすっきりと見せ、光が回り込む面積を確保しています。照明はダウンライトを必要な場所に絞り、ダイニングにはペンダントを配置しました。光源の高さを変えることで空間にリズムが生まれ、夜は天井の木目がやわらかく浮かび上がります。昼と夜で異なる表情を楽しめる住まいになります。

キッチンはダイニングと一体的に計画しました。アイランドの位置を整えることで、料理をしながら家族と目線が合う距離感をつくります。背面収納は木の面材でまとめ、生活感を抑えています。素材を揃えることは、統一感をつくるだけでなく、視覚的なノイズを減らし、空間に落ち着きをもたらします。

有建築設計舎が得意とするパッシブデザインとは、自然の熱・光・風を活かして、少ないエネルギーで一年中快適に暮らせる住まいをつくる設計手法です。木造住宅のリフォームでは、構造を大きく変えずに快適性を高める工夫が求められます。窓まわりの納まりやカーテンの選定ひとつで、室内環境は大きく変わります。多治見・岐阜・名古屋は夏の暑さと冬の寒さの差が大きい地域です。だからこそ、素材選びと光・通風の扱いが、快適な暮らしに直結します。

木造住宅のリフォームは、新築とは異なる難しさがあります。既存の条件を読み取り、活かせる部分を見極める力が求められます。有建築設計舎は設計事務所として、構造・素材・暮らし方を一体的に検討し、住まい手に合った答えを導きます。家づくりは完成した瞬間がゴールではありません。日々の生活の中で心地よさを実感できることが、本当の意味での成功だと考えています。

多治見・岐阜・名古屋で木造住宅のリフォームをお考えの方は、ぜひ設計相談にお越しください。住まい手の想いを丁寧に伺いながら、空間の可能性を一緒に探ります。有建築設計舎は、パッシブデザインを軸に光・風・素材を丁寧に扱い、長く愛される住まいへと整えていきます。

2026/02/23(Mon)景色を取り込む、2階LDKの木の住まい
施工実績

こちらのお家は、景観を最優先に考え、2階にLDKを配置した木造住宅です。

周囲に広がる景色を日常の中心に据えるため、有建築設計舎は視線の高さと光の入り方を丁寧に検討しました。

2階に上がると、勾配天井の木の表情が広がります。

天井と床を同じトーンの木でまとめることで、空間に一体感を持たせています。高さの変化が奥行きを生み、実際の面積以上の広がりを感じられる構成です。

大きな開口部は、外の景色を切り取る額縁の役割を担います。視線は自然と遠くへ抜け、空や樹木の移ろいを感じながら過ごす時間が生まれます。

多治見・愛知・岐阜エリアは四季の変化がはっきりしており、その表情を室内から楽しめる計画としました。

一方で、開口を大きく取ると、光の強さや外部からの視線が課題になります。

そこで内障子を設け、光を拡散させる仕組みを採用しました。直射日光をやわらかく整え、室内全体に均質な明るさをつくります。障子を閉じたときも圧迫感が出ないよう、枠の寸法や桟の割付を細かく調整しています。

日中は自然光を中心に過ごせるため、照明に頼る時間を抑えられます。冬は日射取得を意識し、室内奥まで光を届けます。夏は軒や庇、そして障子によって過度な日射を遮ります。

こうした考え方は、パッシブデザインの基本です。有建築設計舎は、設備に過度に依存せず、建築そのもので快適性を高める設計を得意としています。

家具の配置にも意図があります。ダイニングテーブルは家族が自然と集まる位置に置き、リビングチェアは開口部に向けました。座ったときの目線の高さを想定し、景色との関係を丁寧に整えています。住まい手がどこにいても外の気配を感じられる構成です。
木の素材感も重要な要素です。

天井板の木目は視線を奥へ導き、床の節は空間に表情を与えます。

自然素材は時間とともに色味が変化し、住まい手の暮らしとともに深みを増します。

経年変化を楽しめることも、木造住宅の魅力です。

多治見・愛知・岐阜で木造住宅を検討する方からは、夏の暑さや冬の寒さについて相談を受けます。

有建築設計舎では、断熱性能の確保とともに、光と風の扱い方を重視しています。

2階LDKは風の通り道をつくりやすく、上昇気流を利用した換気計画とも相性が良い構成です。

また、2階に生活の中心を置くことで、外部からの視線を気にせず過ごせます。カーテンに頼らず、内障子で光を整える暮らしは、視覚的なノイズを減らします。

室内の素材や景色そのものが主役となる空間です。

有建築設計舎は、単に広い空間をつくるのではなく、どこに立ち、どこに座り、どの方向を見るのかまで想像しながら設計します。

景観重視の住まいは、敷地条件を読み解くことから始まります。

周囲の建物の高さ、遠くの山並み、空の抜け方を確認し、最適な高さに床を設定します。

家づくりで何を優先するかは、大きなテーマです。面積を広げるのか、素材にこだわるのか、それとも景色との関係を大切にするのか。

日々の暮らしの質を高める要素に投資することが、長く愛せる住まいへつながると考えています。

2階LDKと内障子の組み合わせは、派手さはありません。

しかし、光の質を整え、外と内をゆるやかにつなぐ力があります。朝のやわらかな光、昼の明るさ、夕方の陰影。

時間の流れを感じる住まいは、心を整えます。

岐阜・愛知・多治見エリアで景観を活かす木造住宅を検討している方は、ぜひ一度設計相談にお越しください。

敷地の可能性を一緒に読み解きながら、パッシブデザインを軸にした住まいをご提案します。住まい手のこれからの暮らしを想像し、丁寧に形にしていきます。

2026/02/16(Mon)豪雪地帯に建つ、深い軒のある平屋の木造住宅
施工実績

こちらの物件は、豪雪地帯に計画した平屋の木造住宅です。

一面に広がる山並みを背景に、低く構えた屋根が水平に伸びています。

この落ち着いた佇まいは、積雪に備えた屋根勾配と軒の出によって生まれたものです。

豪雪地帯で家を建てるとき、まず考えるべきは「雪とどう向き合うか」です。

雪をどう受け止め、どこへ流すのか。建物や敷地に負担をかけない計画が、安心して長く暮らせる家の基礎になります。

この住まいの深い軒は、雪対策だけが目的ではありません。

夏には強い日差しを遮り、室内への直射を抑えます。

一方、冬は太陽高度が低くなるため、開口部から光を室内の奥まで取り込んでくれます。

こうした自然エネルギーを上手に活かすことが、パッシブデザインの基本なんです。
南面の大きな開口部からは、山の景色が室内に広がります。

夕暮れ時、室内の灯りが外へやわらかくにじむ姿は、周囲の自然と調和しながら、住まいの温もりを伝えてくれます。

外観を考えるとき、昼だけでなく夜の表情も大切にしています。住まい手が帰宅する時間、家族が団らんする時間。

その背景となる光の在り方まで想像しながら設計します。

軒下には、屋外と室内をつなぐ半屋外空間を設けました。

雪の日でも外気に触れられ、天候が穏やかな日には椅子を出してゆったり過ごせます。

豪雪地帯では外との関係が閉じがちになりますが、こうした中間領域があることで、季節の移ろいを身近に感じられる住まいになります。

内部は、木の素材感を活かした落ち着きのある空間です。

天井や建具の木部があたたかな光を受け止め、外の冷え込みとは対照的なやわらかさを生み出しています。

構造的な合理性と、感覚的な心地よさ。この両立を常に意識した空間づくりを心がけています。

豪雪地帯では、上下移動の負担や屋根の安全性など、将来を見据えた配慮が欠かせません。

ワンフロアで生活が完結する平屋は、暮らしの動線が明快で、家族の気配も自然に伝わります。

長く安心して暮らせることを第一に考えた、シンプルで機能的な間取りです。

多治見・愛知・岐阜エリアでの家づくりでも、気候への応答は重要です。豪雪地帯だけでなく、夏の暑さや湿度への対策も必要になります。

断熱性能を確保しつつ、開口部の配置や庇の寸法を丁寧に検討することで、冷暖房に過度に頼らない住まいを実現できます。

これもパッシブデザインの考え方です。

外観の美しさ、軒のライン、柱のリズム。

これらすべてが、構造や環境応答と結びついています。

豪雪地帯の平屋という条件の中で、合理性と情緒を両立させることが、設計の醍醐味だと感じています。

住まい手にとって、家は日常の舞台です。

雪に包まれる朝も、澄んだ空気の夕暮れも、この平屋は静かに受け止めます。

その土地の気候や風景を読み取り、住まい手の暮らしに寄り添う形へ整えていく。

それが設計の役割だと考えています。

耐震性、断熱性、そして自然との関係性。

ひとつひとつ丁寧に検討し、安心と心地よさを両立する住まいを設計します。

設計相談から具体的なプランニングまで、住まい手の思いを伺いながら進めていきます。厳しい自然環境の中でも、やわらかな灯りがともる家。

その実現に向けて、真摯に向き合っていきたいと思っています。

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