雑記 ー 2022 年 01 月
2022/01/31(Mon)人には人のホームベースがある
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【大事なのは動線だけじゃない】
動線、という言葉は家づくりを考えていると良く聞く気がします。
例えば家事動線。
家事をする人にとってとっても大事。
ですが、それを考える時、実際に家事を行う人の目線で物を見る事ができているでしょうか。
ただ家事がしやすい、だけが大事なことではないはず。
家事をしながらお庭が見たいのか、こどもの様子が見たいのか、テレビが見たいのか・・・。
見えるもの、感じられるもの、空気の流れ、意識するとぐっと快適な空間ができあがりますよ。
風通しや身長の違いで起こる都合の良し悪しなど、”実際に生活してみないと分かり難いもの”をどれだけ事前に想定できるか、結構大切です。
キッチンは奥様のホームベースだから、と言って任せるのも手ですが、身長差のあるご夫婦は特にお気を付けくださいね。
ご主人が立つと換気扇で頭を打つ、なんてこともあり得ます・・・。
疑問も不安もなんでも、ご夫婦やご家族の中だけではなく、設計士や大工さんと話し合いながら進めていける、そんな家づくりがしたいですね。
2022/01/26(Wed)意匠以外の設計もとても大切
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【目には見えないけど大切なもの】
パッシブデザインでは自然エネルギーを利活用することに重きを置いています。
エネルギーは目に見えませんよね。
太陽の熱であったり、風が通る道や溜まった熱を逃がしたり。
そして地域ごとに環境が大きく異なる場合もあります。
それらを読み解いて順応した設計をすることで、とても快適な住環境を作り上げることができます。
こちらのおうちでは内障子によって、季節に合わせた断熱、遮熱を可能にし、暖冷房時の空間の広さをコントロールできるようにしています。
これらの設計は光熱費に大きく関わってきますよ。
家づくりを考える際、多くの人はつい最初にかかる金額に目が行きがちですが、住んでいく上でかかるお金もたくさんありますよね。
無理なく快適に省エネルギーに暮らすことができるパッシブデザイン、多くの方に知っていただけると嬉しいです。
2022/01/24(Mon)扉は何を変えるのか
施工実績
ドアって、空間を遮断するイメージ、ありませんか?
私は、ドアの向こう側が全く見えず、空間が途切れるイメージがありました。
格子のあるドアだと、プライバシーを確保しつつ、明かりが繋がって見える事で分断される感覚が薄れるような気がします。
特に玄関からLDKに繋がる戸が明るいと、家に帰った時にちょっとほっとできるかも知れませんね。
私が育った家は扉は全て板張りの濃い色で、廊下がいつも暗いイメージでした。
この玄関も、LDKに繋がる戸が格子戸じゃなかったら、かなり印象が違うと思います。
たかが扉、されど扉。
扉ひとつで印象は大きく変わります。
もちろん、使い勝手や気密性も重要です。
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