雑記 ー 2026 年 01 月
2026/01/26(Mon)土間と薪ストーブがつなぐ暮らしの中心となるLDK
施工実績
こちらのお家は、岐阜県可児市に建つ木造住宅です。

LDKの一角に土間を設け、屋内と庭との距離を近づけた構成としています。
空間を分断せず、視線と動線が自然につながることで、住まい手の暮らしがひと続きになるよう設計しています。
LDKの中心には薪ストーブを据えています。
炎の揺らぎが視覚的な落ち着きを生み、家族が自然と集まる場所になります。
火を入れる、薪をくべる、炎を眺める。その一連の行為が、日常にゆとりをもたらします。
土間は庭と連続し、外との関係を受け止める中間領域として機能します。
靴のまま入れる場所があることで、子どもの遊びや趣味の作業、季節の道具の出し入れがしやすくなります。
LDKにいながら外の気配を感じられる点も、この住まいの大きな特徴です。
天井や梁、床には木の素材感を活かしています。

構造材を隠さずに表すことで、空間にリズムが生まれ、安心感のある室内環境につながります。
木は触れたときのやわらかさや、時間とともに変化する表情も魅力のひとつです。
住まい手とともに歳を重ねていく住まいを目指しています。
この住まいでは、パッシブデザインの考え方を取り入れています。
開口部の位置や大きさ、土間の熱的な役割、薪ストーブの放射熱などを組み合わせ、機械設備に頼り過ぎない室内環境を整えています。
冬は薪ストーブの熱が空間全体に行き渡り、夏は土間と庭との関係が涼やかさをもたらします。
有建築設計舎は多治見・名古屋・岐阜を中心に、木造住宅の設計を得意としています。

住まい手の暮らし方を丁寧に読み取り、素材や構成を一つずつ積み重ねることで、その家ならではの心地よさを形にしています。
可児市という地域性も踏まえながら、長く安心して住み続けられる住まいをこれからも提案していきます。
2026/01/19(Mon)キッチンから住まい全体を感じるLDK設計
施工実績
こちらのお家は、キッチンを住まいの中心に据え、LDK全体との繋がりを大切に設計した木造住宅です。

株式会社三和木様の住宅展示場として計画されており、家づくりを検討する住まい手にとって、日常の過ごし方を具体的に思い描きやすい空間構成としています。
キッチンは作業の場であると同時に、家族の気配を感じる場所でもあります
。カウンター越しにダイニングテーブルが一直線に配置され、さらにその奥にリビングが緩やかに繋がる構成とすることで、視線と動線が自然に広がるLDKとなっています。
調理をしながら家族の様子を把握できるため、会話が途切れにくく、日々の暮らしの中で無理のないコミュニケーションが生まれます。
天井には木をあしらい、勾配を持たせた形状としています。
高さに変化をつけることで、同じLDKでありながら場所ごとに異なる居心地を感じられる設計です。

キッチンに立つと天井の伸びやかさが意識され、空間全体を見渡す感覚が得られます。一方でダイニングやリビングでは、天井高さと照明計画によって落ち着きが生まれ、長時間過ごしても疲れにくい環境を目指しています。
大きな開口部を通して外部デッキと繋がる点も、このLDKの特徴です。キッチンから外の様子まで視線が抜けるため、室内にいながら外部との距離を近く感じられます。
光や風を取り入れつつ、軒や天井形状によって直射日光を調整するパッシブデザインの考え方を反映しています。
設備に頼り切らず、建物の形そのものが快適性を支える設計です。
また、キッチンとダイニング、リビングの床材や天井材を統一することで、空間に連続性を持たせています。
素材を揃えながらも、家具配置や照明の配置によって用途の違いが自然に認識できるよう工夫しています。
これにより、広さを感じさせながらも、どこにいても居場所が定まるLDKとなります。
家族構成やライフスタイルが変わっても、このような一体感のあるLDKは柔軟に対応できます。
キッチンに立つ時間が長い住まい手にとって、孤立しない配置であることは大きな安心材料です。
子どもが成長しても、同じ空間でそれぞれの時間を過ごしながら、気配を共有できる点は木造住宅ならではの魅力とも言えます。

間取りの工夫だけでなく、素材選びや天井形状、開口部の取り方まで含めて設計することで、住まい手の暮らしに寄り添うLDKが実現します。
設計事務所として、単に見た目の美しさを追求するのではなく、日々の行動や家族関係を丁寧に読み取り、形に落とし込むことを大切にしています。
多治見・名古屋・岐阜で木造住宅を検討する住まい手にとって、キッチンから始まる家づくりのヒントとなる空間です。
2026/01/13(Tue)成長に寄り添う居場所をつくる子ども部屋の設計
施工実績
こちらのお家は、木の素材感を大切にしながら、住まい手の成長に合わせて使い方が変わっていく空間構成を意識した木造住宅です。
子ども部屋というと、どうしても今の年齢や好みに目が向きがちですが、設計の視点では「この先どう変わっていくか」を丁寧に考えます。

室内は勾配天井によって縦方向の広がりを持たせ、床には無垢材を用いることで足触りと温度感を整えています。
天井高さに変化をつけることで、面積以上の開放感を確保しつつ、落ち着きも失わないバランスをつくっています。
高い位置に設けた横長の窓は、視線が外に抜けすぎない高さに抑えながら、安定した自然光を取り入れる役割を担います。
直射日光に頼らず、時間帯によって緩やかに変化する光は、集中する時間と休む時間の切り替えを自然に促します。
これは名古屋エリアや多治見、岐阜といった地域で木造住宅を設計する際にも共通して意識している点です。

家具は造作を基本とし、机や棚は部屋のサイズに合わせて納まりを整えています。
既製品を置く前提ではなく、最初から居場所として計画することで、余計な圧迫感を生まない空間になります。
子ども部屋は物が増えやすい場所だからこそ、収納の位置と量を最初に整理しておくことが重要です。
階段部分には備え付けの本棚を設け、動線の中に自然と本がある環境をつくっています。
本棚は単なる収納ではなく、暮らしのリズムをつくる装置です。
階段を上り下りする中で手に取れる距離にあることで、読む行為が特別なものになり過ぎず、日常の一部として溶け込みます。
このような配置は、居室を広く使うための工夫でもあります。
部屋の中にすべてを詰め込まず、家全体で役割を分担することで、空間に余白が生まれます。
余白は成長のための余地であり、使い方を限定しない設計につながります。
将来的に子ども部屋の役割が変わったときにも、勾配天井や窓の位置、造作家具の考え方はそのまま活かせます。
寝室、書斎、趣味の部屋など、用途が変わっても無理なく受け止められる構成です。
パッシブデザインの視点から見ると、断熱と通風の考え方も欠かせません。
高い位置の窓は空気の流れを助け、季節ごとの温熱環境を整える役割を果たします。
設備に頼り切らず、建物の形そのもので快適性をつくることは、長く住み続けるうえで大きな意味を持ちます。
設計事務所として大切にしているのは、住まい手の暮らしを一時点で切り取らないことです。
今の便利さだけでなく、数年後、十数年後の変化を想像しながら線を引き、寸法を決めています。
名古屋を中心に、多治見や岐阜で木造住宅や設計相談を行う中で、子ども部屋に対する考え方は年々変わってきています。
個室であること以上に、家全体とのつながりや、時間の重なりをどう受け止めるかが問われるようになりました。
静かに集中できる場所と、家族の気配を感じられる距離感。
その両立を目指しながら、木造住宅ならではの素材と構成を丁寧に組み立てています。
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