雑記
2025/03/14(Fri)三寒四温
日記
冬の寒さが和らぎ、春の訪れを感じるこの時期「三寒四温」という言葉がよく使われます。
これは、寒い日が三日続いた後、暖かい日が四日続くという気候の変化を表した言葉で、もともとは中国北東部や朝鮮半島の冬の気候を指していました。
しかし、日本でも春先の気候に似た現象が見られるため、季節の移ろいを感じさせる表現として定着しました。
木造住宅に住む人々にとっては、家の温もりや調湿性が心地よく感じられる時期でもあります。
木の家は、寒暖の差が大きいこの季節にこそ、その良さが際立ちます。
木造住宅には「調湿性」という大きな特長があります。
木は湿気を吸収したり放出したりする性質を持ち、室内の湿度を適度に保つ働きをします。
無垢材を使用した空間は、パキパキ、と時折音がなり、素材が生きている事を実感します。
冬の乾燥した日には湿気を放出し、逆に雨の日や湿気の多い日には吸収するため、快適な環境が保たれます。
これは、三寒四温のように寒暖差が激しくなる時期には特に有効で、体への負担を和らげる効果があります。
また、木造住宅は断熱性にも優れています。
木自体が持つ断熱性能に加え、木の家では伝統的に土壁や漆喰などの自然素材を使うことが多く、これらもまた温度変化を和らげる効果を持っています。
朝晩は冷え込み、日中は暖かくなる三寒四温の時期でも、急激な気温の変化を和らげ、心地よく過ごせます。
寒い日が続くと、無意識のうちに温もりを求めるものです。
木造住宅は、木が持つ自然な温かみや肌触りの良さによって、視覚的にも触覚的にも安心感を与えてくれます。
たとえば、フローリングが無垢材であれば、冬の朝に裸足で歩いたときの冷たさが軽減され、木の温もりを直接感じることができます。
三寒四温が繰り返されるこの時期、木造住宅に住む人は、その特性をより一層活かすことができます。
例えば、窓を開けて自然の風を取り入れ、木の調湿作用を助けることで、さらに快適な室内環境を作ることができます。
また、湿度調整に優れた無垢材の家具や、畳のある和室などを活用するのも良い方法です。
木の家は、ただの住まいではなく、四季の変化を感じながら、自然と調和して暮らすための場でもあります。
三寒四温の移り変わりを楽しみながら、木の温もりに包まれた快適な生活を送ってみてはいかがでしょうか。
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